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更新日:2009年11月25日

市労連委員長杯争奪第十五期名人戦

囲碁野田純雄さん(市従)は3連覇!
将棋山本伸一郎さん(市従)が初代永世名人に!
第15期囲碁名人 野田さん(市従)

第15期囲碁名人 野田さん(市従)

将棋初代永世名人 山本さん(市従)

将棋初代永世名人 山本さん(市従)

 「第十四期市労連委員長杯争奪」の挑戦者を決めるにあたり、6月13日(土)に市労連文化祭・第38回囲碁・将棋大会を参加者53人のもと開催してきました。

 囲碁の部からはA級優勝者の福村務さん(市職)、将棋の部からはA級優勝者の辻本晃さん(大交)がそれぞれ決定、第十四期囲碁名人の野田純雄さん(市従)及び第十四期将棋名人の山本伸一郎さん(市従)と、2009年10月10日(土)シティプラザ大阪にて対局が行われました。

 対局に先立ち、三戸文化祭実行委員長(水労委員長)のあいさつで開会式が行われ、立会人からルール説明がありました。なお、囲碁の立会人には、岩﨑訓さん(市職)、本郷義幸さん(水労)、金澤久夫さん(水労)、将棋の立会人には、松岡利弘さん(大交)、岡田昌一さん(大交)、中田雅哉さん(市従)、河西雅之さん(大交)のもと行われました。

 それぞれ緊迫した熱戦の末、囲碁では野田純雄さん(市従)、将棋では山本伸一郎さん(市従)がそれぞれ防衛をはたし、野田純雄さんは第十五期名人に、山本伸一郎さんは将棋の部で初代永世名人に輝きました。

 対局終了後、表彰式が行われ、三戸文化祭実行委員長(水労委員長)から各名人に市労連委員長杯及び記念品が贈られ、また、惜しくも敗れた福村務さん(市職)、辻本晃さん(大交)に敢闘賞が贈られました。

囲  碁  第十五期名人戦

● 名 人 野田 純雄
○ 挑戦者 福村  努

条 件 互先(1-215)
結 果 黒番 中押し勝ち 黒のアゲハマ6目 白のアゲハマ3目

第1譜

観戦記:金澤 久夫

 2009年10月10日(土)午後3時にシティプラザ大阪5階さつきの間で乾事務局の司会で、三戸実行委員長の主催者あいさつで始められた。

将棋:山本名人・囲碁:野田名人の名人杯返還が行われ、名人戦が開始された。

囲碁は市従の野田純雄名人に福村努挑戦者が挑む展開になった。

対局時間は将棋と異なり、持ち時間を50分とし、30秒の秒読みはなく時間切れ負けとし、コミは6目半とした。

第2譜

福村さんが握り、野田名人が奇数先と示し数えて奇数であり、野田名人の先番で打ち始められた。挑戦者が16を打った座椅子を外し正座したことで挑戦者の意気込みが感じられる。

黒が地を取り白が厚みという展開になった後の白26が黒の受けを想定した打ち手と思われるが、手を抜かれ黒27に掛かられた。白28の着けではなく挟むか受けの方が良かったか。黒33で名人も座り直した(正座)白36、黒37の次の白38は厚い手であるが、この手で白40の手に打っていれば全体が安定し打ちやすい碁になっていたと思う。

その後、福村さんが相当健闘したのが序盤の差を詰めることが出来ず投了になった。この碁は、全体に野田名人の堅実さとうまさが出て会心の碁であったと思う。

以 上

将  棋  第十四期名人戦

  • (先)名 人 山本伸一郎
  • (後)挑戦者 辻本 晃

審判団 松岡、岡田、中田、河西

(クリックすると画像が拡大します)

将棋

(クリックすると画像が拡大します)

観戦記:河西 雅之

 2009年10月10日(土)シティプラザ大阪において市労連第十五期名人戦が行われ、将棋は名人の山本伸一郎さんに辻本晃さんが挑戦されることになりました。

 山本さんは、今回防衛すると永世名人の称号を得ることになっており、2度目の挑戦となった辻本さんが阻止できるかどうかが注目されました。

 振り駒の結果、山本さんが先手となり、初手7六歩で開始となりました。序盤は辻本さんの四間飛車に名人の右四間飛車となりましたが、名人が6筋から8筋までの位を取り持久戦模様に構えたため、辻本さんの美濃囲いが少し息苦しく感じられました。棋譜を並べてみて駒組みで急戦に備えた△7二銀では穴熊模様に構える手もあったのではないかと思いました。

 その後辻本さんが手詰まり模様になり、続いて名人も駒組みが終了し手詰まり模様になったところ(第1図)では、千日手になる可能性も十分ありましたが、辻本さんが思い切って△1五歩と仕掛けました。しかし、名人の巧みな応接で与えてしまった歩を玉頭攻めに使われてしまい、形勢を損じてしまいました。結果から考えると、持ち時間は少し辻本さんが消費していましたが、後手番でもあったので千日手にするのが最善ではなかったかと思います。本譜は8筋を詰めた後逆方向からというお手本のような名人の緩みない寄せの前に、辻本さん必死の防戦も及ばず無念の投了(投了図)になってしまいました。

 前述のとおり、今回の防衛で山本さんが永世名人の称号を得られ、来年度は名人を決める大会になりました。来年度の大会は今回挑戦された辻本さんを始め、他にも強豪がおられますが、実力が拮抗しており混戦が予想されますので、愛棋家の皆さまの多数のご参加をお待ちしております。

 最後に、この大会のお世話をいただいた実行委員の皆さま、審判員としてご一緒した皆さま、この拙い観戦記をご覧いただいている愛棋家の皆さまにお礼を申し上げて終了させていただきます。ありがとうございました。

以上

お詫びと訂正
職場に配布されています市労連ニュースNo.11で、囲碁立会人の岩﨑訓さんの単組名が間違っておりました。正しくは「市職」です。お詫びし訂正させていただきます。

 

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