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更新日:2009年12月24日

2009年賃金確定(給料月額の減額措置) 第7回対市団体交渉

市 側:現時点において、具体内容を申し上げる状況に至っておらず、誠に申し訳なく思っている。
現在鋭意検討しているところであり、皆様のご理解を賜るべく、精一杯努力する。

市労連:市側の頑なで不誠実な対応は許されるものではなく、前回交渉経緯を踏まえた、かつ我々が理解できるような市側としての考え方を早急に明らかにするよう求める。

 市労連は、12月22日(火)午前9時から三役・常任合同会議、事務折衝、午前10時30分から闘争委員会を開催し、給料月額の減額措置にかかる対市団体交渉について協議し、午前11時30分から第7回対市団体交渉を行った。

 交渉の中で市側から、給料月額の減額措置について、11月20日の団体交渉において、平成21年度については提案どおりの内容でお願いし、平成22年度の取り扱いについては皆様のご理解を得られるよう、精一杯努力してまいりたいと申し上げてきたところであるが、現時点において、具体内容を申し上げる状況に至っておらず、誠に申し訳なく思っているとの表明があった。

 市労連として、前回団体交渉以降、期間も経過している中、「給料月額の減額措置」についての平成22年度の取り扱いについて、「皆様のご理解賜るべく、精一杯努力してまいる所存」との表明があったところであり、市側の頑なで不誠実な対応は許されるものではなく、前回交渉の経緯を踏まえた、かつ我々が理解できるような市側としての考え方を早急に明らかにするよう求めた。さらに、小委員会交渉など多様な取り組みにより、これまでの「給料月額の減額措置」についての交渉経過を踏まえた十分な解明を図っていくことが必要との表明を行い、市側の誠意ある対応を求め交渉を終えた。

市側 給料月額の減額措置については11月20日の団体交渉において、平成21年度については提案どおりの内容でお願いし、平成22年度の取り扱いについては皆様のご理解を得られるよう、精一杯努力してまいりたいと申し上げてきたところであるが、現時点において、具体内容を申し上げる状況に至っておらず、誠に申し訳なく思っている。

 平成21年度の取り扱いについて、短期的には平成22年度までの市政改革基本方針の目標に基づき、中期的には「平成20年5月版中期財政収支概算」における財源不足の確保のため、4月以降協力をいただいてきたところであるが、昨年からの世界的な景気悪化の影響などにより、本年7月版の中期的な財政収支概算において、これまでにない危機的な本市財政状況が見込まれることが明らかになるなか、今年度の給料月額の減額措置を12月以降も継続することについて、市労連の皆様には大きなご判断をいただいたところであり、大変感謝しており、まずお礼申し上げる。

 平成22年度の取り扱いについては、3.3%の給料月額の減額措置を行うとともに、地域手当並びに期末勤勉手当の基礎となる給料月額の減額措置を行うことを基本に継続して協議してまいりたいとし、繰り返し恐縮であるが、前回の交渉において、皆様のご理解を得られるよう、精一杯努力してまいりたいと申し上げてきたところであるが、現在本市として鋭意検討しているところであり、皆様のご理解賜るべく、精一杯努力してまいる所存であるのでよろしくお願いしたい。

 また、給与改定の継続協議課題となっている行政職給料表3級相当級の最高号給付近の号給カットの課題、住居手当の持ち家にかかるローン加算廃止の課題並びに通勤手当の2分の1加算廃止の課題について、職員への影響等を十分に検証しつつ、引き続き精力的に協議してまいりたいのでよろしくお願いする。

組合 ただ今、市側から、「現時点において、具体内容を申し上げる状況に至っておらず、誠に申し訳なく思っている」「前回の交渉において、皆様のご理解を得られるよう、精一杯努力してまいりたいと申し上げてきたところであるが、現在本市として鋭意検討しているところであり、皆様のご理解賜るべく、精一杯努力してまいる所存であるのでよろしくお願いしたい」との表明があったところである。

 前回11月20日に行った第6回団体交渉において、市側から、「昨年末以降の交渉経過を踏まえると、『給料月額の減額措置』については終了すべきところであり、これまでの交渉確認事項を反故にしていることに対し、真摯にお詫び申し上げる」「今後は、そのようなことがないよう、誠意を持って対応してまいりたい」との回答があった。

 また、今後の取り扱いについて、「平成21年度については提案どおりの内容でお願いすることとし、平成22年度の取り扱いについては、皆様のご理解が得られるよう精一杯努力してまいりたいのでよろしくお願いしたい」との提案があった。

 市労連として、「これまで一貫して労使の信頼関係に基づく正常な交渉を求めてきたところであり」「市側からの謝罪については今後の労使関係に対する重大な決意と受け止めておく」とした上で、「給料月額の減額措置」に関する2009年度(平成21年度)については、市側回答を受け止めて確認することとしたところである。

 さらに、2010年度(平成22年度)の取り扱いについては、2009年度交渉経過を踏まえて「皆様のご理解が得られるよう精一杯努力してまいりたい」と表明されたことが誠実に履行されるよう重ねて強く要請したところである。

 前回団体交渉以降、期間も経過している中、「給料月額の減額措置」についての平成22年度の取り扱いについて、「皆様のご理解賜るべく、精一杯努力」するとの表明があったが、市側の頑なで不誠実な対応は許されるものではなく、前回交渉の経緯を踏まえた、かつ我々が理解できるような市側としての考え方を早急に明らかにするよう求めておく。

 なお、市労連としては、小委員会交渉など多様な取り組みを行い、これまでの「給料月額の減額措置」についての交渉経過を踏まえた十分な解明を図っていくことが必要と考えており、市側としての誠意ある対応を求めておく。

市側 皆様方のご理解を得るべく鋭意検討し、出来るだけ早期にお示しできるよう努力してまいりたいので、本日のところはよろしくお願いする。

以 上

 

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