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更新日:2011年11月25日

2011年賃金確定・年末一時金闘争 第4回対市団体交渉

賃金確定要求は基本了解として単組討議に付す
勤勉手当扶養算入廃止問題は経過措置を設けることで合意
人事・給与制度全般についても引き続き誠意を持って対応するよう求める

 市労連は、11月25日午前8時から三役・常任合同会議、事務折衝、午前9時30分から闘争委員会を開催し、対市交渉を含む2011年賃金確定要求、勤勉手当扶養算入廃止問題について協議し、午前9時30分から第4回対市団体交渉を行った。

 団体交渉で市側から、2011年賃金確定要求の最終回答と、勤勉手当扶養算入廃止問題についての最終提案がされ、市労連は、「市側提案に対してはなお不満は残るものの、取り巻く厳しい状況下での最終回答と受け止める」として、市側提案を最終回答とした。

 また、2011年賃金確定要求については、「人事評価制度や福利厚生問題、さらに定年延長問題など、組合員にとって非常に重要な課題」であるとして「給与構造改革以降の検証を行うとともに、人事・給与制度全般にかかる課題についても、引き続き、われわれの要求に誠意を持って対応するよう」求めた。

 市側からは、「勤務・労働条件については、職員の勤務意欲向上のためにも重要な課題であると認識しており、使用者として誠意を持って対処してまいる」との回答を引き出し団体交渉を終了した。

組合 11月9日以降、給与改定以外の項目について、小委員会交渉、折衝など課題解決に向け精力的に行ってきた。

 市労連は、本日が2011年賃金確定・年末一時金闘争の最終段階と認識しており、これまでの小委員会交渉、市労連調査部の折衝を踏まえた市側回答を求める。

市側 10月27日の団体交渉で「賃金確定要求」の申し入れを受けて以降、精力的に協議を重ね、11月9日の交渉において、人事委員会勧告に関連する内容並びに年末手当、給料月額の減額措置などの回答を行ったところである。

 以降も引き続き、常任委員の皆様との小委員会交渉、調査部の皆様との事務折衝を重ねてきたところであるが、本日は残る課題・要求項目についての回答を行うのでよろしくお願いする。

 回答については「賃金確定要求」に対する回答(最終)に沿い、総務局理事兼人事部長から説明する。

「賃金確定要求」に対する回答(最終)

 以上、皆様の合意を得るべく精一杯努力を重ね検討してきた内容であり、ご理解賜りたいのでよろしくお願いする。

組合 市労連は、去る11月9日の団体交渉で、2011年人事委員会勧告に基づく公民格差を解消するため、給与改定にかかわる事項等について大綱合意し、単組討議に付してきた。とりわけ、勤勉手当扶養算入廃止問題は、実施ありきの市側姿勢を追及しつつ再考を求めた結果、経過措置を講じることと合意に向けて継続して協議することを確認し、この間、小委員会交渉に応じてきたところである。

 小委員会交渉では、経過措置期間や経過措置期間中の取り扱い方法、成績区分上位者への割増支給原資やその配分方法等、現行の実施内容も含めさまざまな角度からの検討と制度全般にかかわる協議を行うとともに、扶養手当を受給している組合員個々人への影響など詳細な分析を行ってきた。

 市側からは、経過措置期間を本年12月期より3年間とすることと、経過措置の具体内容が示されたが、常任委員会として、扶養手当受給者への影響が大きいことから、とりわけ経過措置期間について、ギリギリまで繰り返し市側に再考を求めてきた。しかしながら市側姿勢は変化がなく、小委員会交渉でこれ以上の進展は望めないと判断し、市側回答を持ち帰り三役・常任合同会議で対応を協議してきたところである。

 繰り返しになるが、勤勉手当の基礎額から扶養手当原資を除外している事例は、他の政令市では殆ど見られず、扶養手当受給者への影響の大きさに鑑み、可能な限り緩やかな経過措置を求めてきたことからすると、市側提案に対してはなお不満は残るものの、取り巻く厳しい状況下での最終回答と受け止めることとしたい。

 また、2011年賃金確定要求にかかる回答については、この間市労連調査部で折衝・協議を積み重ねてきた内容を一定踏まえたものとして認識するが、この間の交渉等でも指摘してきているように、人事評価制度や福利厚生問題、さらに定年延長問題など、組合員にとって非常に重要な課題であり、別途、回答された内容を踏まえた対応を、着実かつ誠実に実施することが必要であり、あらためて使用者責任を果たすよう求めておきたい。

 さらに、給与構造改革以降の検証を行うとともに、人事・給与制度全般にかかる課題についても、引き続き、われわれの要求に誠意を持って対応するよう求めておく。

 以上、本日の示された最終回答は不満の残る点もあるが、「2011年賃金確定要求」については、市側回答を基本了解として持ち帰り、各単組の機関判断を行った上で改めて回答することとしたい。

市側 ご了解いただき、お礼申し上げる。

 その上で、「賃金確定要求」並びに人事・給与制度全般についての要請があったが、私どもとしても、勤務・労働条件については、職員の勤務意欲向上のためにも重要な課題であると認識しており、皆様方のご理解・ご協力を得ながら、使用者として誠意を持って対処してまいる所存であるので、引き続きよろしくお願いしたい。

以 上

平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答

平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答

平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答平成23年度 市労連「賃金確定要求」に対する回答

 

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