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更新日:2012年5月18日

夏期一時金問題第1回対市団体交渉

責任と誇りを持って業務に励む組合員に対し、市は使用者責任を果たすよう強く訴える!

 市労連は、5月18日(金)午後4時30分から三役・常任合同会議、午後4時45分から闘争委員会を開催し、2012年の「夏期一時金」問題を中心に協議するとともに、午後5時から市側に対し、2012年の夏期一時金問題について第1回団体交渉を行った。

 市労連として、「組合員は将来に対する大きな不安を抱えるなど、極めて深刻な事態となっている」ことを指摘するとともに、「組合員は市民・住民の安心・安全を守るために、責任と誇りを持って昼夜をいとわず業務に励んでいることを市はしっかりと受け止め、使用者責任を果たすよう誠意ある対応を求める」と市側に対し強く訴えた。

組合 本年度の夏期一時金については、各単組から5月9日までに各任命権者に対して、要求申し入れを行ってきたところであるが、本日以降、従来通り市労連の統一交渉によって問題の解決を図っていくこととする。

 なお、再任用職員等の夏期一時金についても、この間の交渉経過を踏まえて対処されるよう併せて要請する。

 それでは、夏期一時金について、要求提出以降、市側として検討された内容について提示されたい。

市側 平成21年度以降、3年間にわたって継続した給料カット、さらには本年4月以降新たな人件費削減の取り組みとして、給料並びに退職手当のカットにご協力いただいていることに対し、この場を借りて改めてお礼申し上げる。

 これまで各単組から本年度の夏季手当に関する申し入れを受けたところであるが、引き続き国・他都市の動向等も勘案しつつ、慎重に検討してまいり、近日中に回答したいと考えているところであるのでよろしくお願いする。

組合 ただいま市側から、国・他都市の動向等も勘案しながら慎重に検討してまいるとの回答が示された。

 この間、大阪市においては連年にわたるマイナス給与改定と、4月からは財政問題を理由に給与の大幅なカットだけでなく、退職手当についてもカットが行われている。

 さらに、新たな市政改革案では大幅な経営形態の見直しや大幅な職員数の削減など、市民生活に大きな影響を及ぼす内容が盛り込まれており、組合員の業務に対する士気の低下を招くとともに、組合員は将来に大きな不安を抱えるなど、極めて深刻な事態となっていることを指摘しておく。

 私たちとしても、市が抱える財政問題は認識しているが、組合員は仕事と生活に大きな不安を抱えながらも、市民・住民の安心・安全を守るために、行政サービスの維持・向上に向け、自ら責任と誇りを持って昼夜をいとわず業務に励んでいる。

 厳しい生活実態と将来に不安を抱える組合員にとって、夏期一時金に対する期待は非常に大きく、切実なものであることを市はしっかりと受け止め、使用者・雇用主としての責任を果たすよう、誠意ある対応を求めておく。

 なお、夏季休暇については、規則どおり実施することを確認しておきたい。

市側 本市を取り巻く状況としては、財政問題をはじめ非常に厳しいものがあるが、国、他都市の動向等も勘案しながら、今後とも慎重に検討してまいりたいので、引き続きよろしくお願い申し上げる。

以 上

 

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