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更新日:2012年3月17日

職員基本条例にかかる第4回対市団体交渉

条例の再考を求めるも、
修正に応じず交渉を打ち切り
市側に対し、組合員の総意として強く抗議

 市労連は、3月14日の午後9時から、「職員基本条例について」の対市団体交渉を開催した。

 市側は冒頭、「市会日程から考えると、本日が最終の交渉であることから、どうか合意頂きたい」と表明、市労連は、条例には多くの問題点がありこの内容では合意できないとして修正を求めたが、一切修正されることはなかった。このため市労連は、市側に対して「このままでは納得も合意もできない」「合意を求めるのであれば、真摯に対応し、修正すべきところは修正するよう」求めた上で、やむを得ず交渉を打ち切った。

 今後、この条例案は市会本会議に上程され議会で審議されることになるが、市側から団体交渉の開催の要請があれば真摯に交渉を行うこととし、引き続き修正を求めていくこととする。

抗議声明

 大阪市職員基本条例案にかかわって、大阪市労働組合連合会は昨日21時より大阪市中尾総務局長以下と4回目の団体交渉を行った。

 われわれは、条例案の内容について多くの問題があり、中でも、(1)人事評価制度の結果に相対評価を導入すること、(2)人事評価に基づいて分限処分を行おうとすること、(3)分限処分にかかわり使用者責任を放棄していること、(4)給料月額の水準に関わる事項を具体的に明記すること、(5)諸法令に基づいて設置されている第三者委員会である人事委員会の権限を奪いかねない人事監察委員会を設置すること、については極めて問題であることから、これらを条例化しないよう繰り返し求めてきた。しかし市側は、原案の一部を修正したものの、われわれが特に問題であると指摘してきた事項に対しては、一切修正に応じない態度に終始し、総務局長は「市会日程から考えると、本日が最終の交渉であることから、どうか合意頂きたい」との発言を繰り返すにとどまった。

 こうした市側対応は、結論ありきの不誠実交渉そのものと断言せざるを得ない。

 われわれは、市側の頑なな姿勢のままでは、交渉はこれ以上継続しても進展が見込めないと判断し、市側に「このままでは納得も合意もできない」「合意を求めるのであれば、真摯に対応し、修正すべきところは修正するよう」求めた上で、やむを得ず交渉を打ち切った。

 交渉よりも市会日程を重視し、合意のないままこの条例案が市長提案として上程されるのは到底納得できるものではない。市労連2万8千人の組合員の総意として、市側のこうした態度に強く抗議する。

 われわれは、今後も主体的に交渉に応じる用意がある。市側には不誠実な労使交渉への猛省と誠実な団体交渉の場を設定するとともに、市労連の要求に基づく条例案の修正を改めて求めるものである。

2012年3月15日
大阪市労働組合連合会

 

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